後立山南部(長野) 爺ヶ岳(2669.9m) 2019年10月20日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:28 柏原新道登山口−−4:16 種池山荘−−4:56 爺ヶ岳南峰−−5:09 爺ヶ岳中峰 7:56−8:08 爺ヶ岳南峰 8:15−−8:40 種池山荘−−9:58 柏原新道登山口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2019年10月20日 日帰り
天候快晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口前に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れれば大展望
GPSトラックログ
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コメント台風19号通過直後に今年最後の北アルプスへ。長野市内では千曲川が氾濫して東部では大きな被害が出たが、私の住むエリアは被害は無かった。扇沢へ通じる県道は昨日まで雨量規制を越えて通行止めだったが夕方には解除された。長野県西部では雨量は多くなく、車道や登山道に被害は無かった。下界では霧雨が降っていたが上空は快晴で今年最後のアルプスを満喫できた




出発時は霧雨。テンション下がる それでも稀に雲の隙間から月が顔を出すことも
でもやっぱり霧雨。フラッシュで撮影するとこの通り ガレ沢通過。やっぱりガスったまま
種池山荘。一部の窓は閉鎖されていた ガスで展望皆無だが山頂に向かう
低いシラビソ帯からハイマツ帯に出ると風が強まり寒い! 本日2羽目の雷鳥。1羽目は飛び去って撮影できなかった
南峰直下 本日3羽目の雷鳥
南峰山頂。微かに霧が薄まることも 本日4羽目の雷鳥
中峰山頂、ガスって真っ白 気温は+2℃。この時期としては暖かい
たまにガスが切れて剱岳山頂部が顔を出す こちらは鹿島槍
南峰に戻る 再び南峰山頂
ブロッケン現象。徐々に晴れてきた 爺ヶ岳南峰から見た薬師岳
爺ヶ岳南峰から見た鹿島槍 爺ヶ岳南峰から見た中央アルプス
爺ヶ岳南峰から見た八ヶ岳 爺ヶ岳南峰から見た富士山
爺ヶ岳南峰から見た南〜西の展望
爺ヶ岳南峰から見た常念山脈と槍穂
爺ヶ岳南峰から見た南アルプス
種池山荘付近は最後までガスがかかっていた 南峰から下山開始
白い虹 山荘東側のお花畑は草紅葉
下山時は山荘付近のガスは切れて晴れてくれた 柏原新道上部はもう紅葉はおしまい
ガレ沢 針ノ木岳、蓮華岳
種池山荘 標高2000m付近で雲海に突入、霧雨が降っていた
対岸の駐車場。満車 登山口前駐車場も満車


・時期的に考えて、おそらく今年最後の北アルプスになるだろう。今年も暑かった季節がやっと終わりを告げ始め、標高が低い未踏の藪山でも虫はいなくなった頃だし、大汗をかくこともないだろう。来週からは藪山復帰の予定(天気が良ければ)。

・土曜日は雨で、日曜日は天気予報では夜中は雨の可能性もあるが、日中になるほど天気が回復する予報となっていた。いつものように日の出の時刻に山頂到着ではまだ天候が回復していない可能性があるため、いつもより1時間ほど出発を遅らせた。

・来週火曜が天皇即位の祝日のため月曜に休暇を取れば4連休となるカレンダーだが、土曜は雨だったため土曜夕方の駐車場の車は5,6台のみ。登山口目の前の駐車スペースに空きがあったが、ライトを点灯した車がいて安眠を妨げられる可能性があり、橋を渡った先の広い駐車場に駐車した。こちらは車は皆無だった。

・まだ暗い時刻に起床して飯を軽く食って出発。残念ながら頭上に星は全く見えないし、細かな霧雨が降っている。さて、天気予報どおり回復してくれるだろうか。

・雨具が必要なほどの降りではないし2時間以上は樹林帯を歩くので、前回と違って今回は雨具無しで歩くことができた。もちろん傘は準備している。

・標高が低い場所でもガスがかかって、いつもは見える扇沢駅の光が全く見えないし、大町市街地の夜景も見えなかった。まさか先週のようにずっと雨じゃないだろうなぁ。

・高度が上がっても延々とガスで、フラッシュを焚いて写真撮影すると霧の水滴で光が反射して画面が真っ白に。明るくなってから種池山荘に到着してもガスに覆われたままだった。今日はダメかなぁ。

・ガスはかかっているが雨は降っておらず、ここまで来たら展望の有無にかかわらず爺ヶ岳山頂を踏むことにする。もう小屋閉めは近く、登山口の車の数からしても宿泊者はかなり少ないこともあり、小屋の前は無人だった。一部の窓は既に板が打ち付けられて冬篭りの準備が進んでいた。

・これだけガスが濃いと雷鳥出現の可能性があると考えていたが、予想通り計4羽を見ることができた。冬羽に生え替わりの最中で、おなかの部分だけ白くなっていた。4羽とも離れてバラバラの場所で目撃した。3羽は登山道上に長時間いてくれたので写真撮影できたが、1羽はグェーと鳴きながら目の前を飛び去って這松の中に着地したので撮影できなかった。

・稜線上は西寄りの冷たい風が吹き体感温度を一気に下げる。低い這松帯に出る前に防寒装備を着用。

・爺ヶ岳南峰に到着したが山頂はガスの中で中峰も見えない状況だが頭上が明るくなってきた。どうやら雲が薄くなってきたようだ。1枚だけ写真撮影して南峰に向かう。

・南峰に到着してもガスの中だったが、時々ガスが切れて東の雲海が見られるようになった。やがてガスが切れる時間が長くなってきて、周囲の様子が見えるようになった。鹿島槍方面は雲が流れて2つの山頂が出たり引っ込んだり。立山は雲の下で剱岳の山頂部のみ雲の上に顔を出すことがあった。残念ながら他は見えず。風が避けられる場所で休憩してから南峰に向かう。

・南峰に立ち寄ると昨日宿泊した登山者が上がってきた。天候は急速に回復に向かって頭上は既に晴れていて、周囲の雲も急速に薄くなってきた。最後には八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、常念山脈、槍穂、薬師岳と次々を姿を現した。出発を遅らせて正解だった。

・もっと時間が経過するほど展望が開けてくるのは間違いないが、明日は出勤しなければならないのでのんびりとしてはいられない。それに今日はこの時期としては気温は高いが風が強く、体感温度が低すぎて長時間山頂に居座るにはちと厳しい状況。名残惜しいが下山開始。また来年の夏までアルプスはおさらば。

・往路ではガスっていた種池山荘も下山時はガスが晴れていい天気。夏の最盛期よりは数は減ったものの、多くの登山者が登ってきた。

・標高2000m付近以下は雲海の層に突入、霧雨が降っている。この中にいると稜線上の好天は分かるはずもない。すれ違うハイカーには上は好天だと伝えながら下った。

・私が出発時も登山口で霧雨が降っていたが、下山時も登山口は霧雨だった。橋の先の駐車場は満車状態で、登山口より下のスノーシェッド間の駐車場にも車が止まっていた。

 

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